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アクエリアン・ヴィジョン
によって ジョージ トレベリアン
アクエリアン・ヴィジョンの詳細
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すでに絶版ながら、一度紛失後の再度中古本で購入し直しました。資本主義社会の発生の地で、現在は最も行き詰まりのイギリスにおいて今から30年も前に書かれたスピリチャル分野での名著特筆すべきは、この著者が、貴族のサーの称号を持つ教養人によって書かれた点である点。今でこそ日本でもこうした霊的認識は一般的に受け入れ出したが、この書では、当時の30年も前に、地球の物質至上主義に対して非常なる危機感をもって書かれています。私はこの初版本を読んで、当時流行のニューエイジの概念を体系的に学びましたが、当時にあっては、単なる概念としての知識に過ぎませんでした。それゆえ著作にのべている、実感としての危機感は当時、持っていませんでした。つまり、30年も前に、著者が、非常なる危機感をもって書かれた背景は知るよしもありませんでした。しかし、2011年に、日本で3.11の事故が起こり、イギリスではなく、まさに、この日本で、物質文明の危機的状況が現実となりました。この不幸な出来事を日本人が現実に受け入れざる状況をもって、そして全世界において危機的潜在意識は完全に現実化したのです。著者の言いたかった真意が今になって、そして不幸が現実となって、初めて著作の意図が理解できたということはまさに皮肉としかいいようにありません。われわれ日本人は、こうした悲惨な経験を越えて、この書の意味する事、日本人が真っ先に考えなければならない現実を突きつけられています。しかし今の日本に、あの悲惨な事故後に、著者のような大胆な提言を発する日本人がいるでしょうか?否、そうではなく、国のリーダーが変わることを期待するのではなく、今の日本の我々ひとりひとりが、この危機的状況にどのような意識をもって向かいあうことができるかどうかが大事なのだと思うのです。著作の中に英語の「クライシス」の意味は、通常、「危機意識」という日本語訳ですが、語源はもっと相当深いものがあるようです。著者によると、「危機的状況を乗り越える機会点として我々一人一人の表象内容をとらえ直すこと」という、単に自己をなくし目の前の状況に恐れおののくのではなく、将来への意志を含む、積極的な意味合いが含まれているとの事です。さて蛇足ですが、この著書の翻訳は、エドガーケーシーのオリジナル原文の翻訳やケーシーの著書の翻訳家でもあられる光田秀氏です。このアクエリアス ビジョンの英文の翻訳が若き時代の光田氏にとっての処女作で、この原著作者が貴族出身の格調高い原文のために、翻訳に相当悩まされて、何人もの欧米人に原文の解釈を仰いだそうです。その甲斐あってか、相当難しいとされるエドガーケーシーのリーディングの英文その他の翻訳ができるようになったきっかけを作ってくれた、記念碑的労作にもなっているようです。
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