20世紀の歴史上 (ちくま学芸文庫) epubダウンロード

20世紀の歴史上 (ちくま学芸文庫)

によって Eric Hobsbawm

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20世紀の歴史上 (ちくま学芸文庫)の詳細

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ホブズホームはマルクス主義者であるが、マルクス・レーニン主義者ではないようだ。20世紀を第一次大戦開始の2014年からソ連崩壊の1991年までの短い世紀として把握する視点がそもそもマルクス主義的ではある。つまり20世紀とはソ連の歴史なのだというのも同然である。1000ページ近くあるとはいえ、ある世紀の世界史をどのように記述しうるのか、という難問を、彼はいかにも大づかみに、2つの世界大戦を中心にその戦間期と戦後として捉えることで解決する。戦間期には大恐慌、自由主義の敗北とファシズムの台頭、戦後は冷戦であり、そこに芸術の変遷と科学の発展を挟む。従って、ヨーロッパが中心であるのは、著者がウイーン生まれであることをも考慮すると首肯できる。そもそも20世紀の全体を語ることなど誰にもできないのだ。しかし、それゆえに大部の著書であっても意外に細部の事実に乏しく、傾向を記す点に力を注ぐということ自体がマルクス主義の視点である。歴史に方向性がある、という視点が問われるべきではないだろうか。上巻で扱われる20年代のアヴァンギャルド芸術の話などは、とても興味深く読めたが、ファシズムと自由主義のせめぎ合いとその背景である大恐慌については、割かれているページ数の割には、読ませる要素に乏しいように感じた。また、ソ連のナチスに対する勝利の影響を評価するのは構わないが(2000万を超える死者を出したのだから)、スターリンの粛清やその前の農業集団化の功罪について一言も触れないのも、どうかと思う。同じ元マルクス主義者のウオーラーステインはロシア革命を時代の画期とは見做していないのに対して、ホブズホームはロシア革命はとにかく世界を変えたのだと評価する。反面チャーチルについては、点が辛く彼の政治的判断の殆どは間違っていたとされる。これからも読み継がれるべき著作とはいえないのではないだろうか。

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