宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)本pdfダウンロード
宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)
によって 谷口義明
宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)本pdfダウンロード - 宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には257ページあります。 宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)は光文社 (2019/2/14)によって公開されています。 この本は2019/2/14に発行されます。 宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)をダウンロードできます。
宇宙はなぜブラックホールを造ったのか (光文社新書)の詳細
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ブラックホールとはその名の通り、宇宙に多数存在する“黒い穴”で光も脱出することができないのでその姿を直接見ることはできない。しかし、非常に強い重力で周りのガスなどを飲み込む過程で放射される電磁波の観測等からその存在は明らかになっている。明らかになっているどころか、宇宙に存在する約1兆個の銀河の中心には必ずと言ってよいほど超大質量のブラックホールが存在しているとのことである。それ以外に、特定の大きさの恒星が最後を迎えた時(超新星爆発)にできるブラックホールも10の20乗個程度存在しているとのことなので、宇宙はブラックホールだらけといっても良い。本書は、超大質量ブラックホールを中心にブラックホールの基礎的知識、どのように作られてきたか、将来どのような最後を迎えるのかなどについて、研究の歴史も交えながら分かりやすく解説したものである。ブラックホールについてはブルーバックスを始めいくつかの新書でもテーマとして取り上げられているのでこれまでも何冊か読んでいたが、本書で初めて知ったことも色々ある。例えば理論的に宇宙初期の密度ゆらぎから生まれたと考えられるブラックホール(原初ブラックホール)は非常に軽く、その質量と超大質量ブラックホールとの質量の範囲は約48桁にも及ぶ、という説明などは、ブラックホールと一口に言ってもその世界がいかに多彩なものであるかを改めて実感できる。また銀河とその中心にあるブラックホールが共進化を遂げてきたと考えられその理論的研究が進められているという話なども大変興味深かった。本書には、宇宙そのものに何らかの意思があるような意味深のタイトルがつけられているが、著者自身の答えも最後に載せられている(p259)。ブラックホールを深く研究してその深遠に触れると、何らかの宇宙の意思により存在していると考えざるを得なくなってくるという事か。いずれにしても、専門用語が解説なしに使われていて分かりにくいところも一部あるものの、多数載せられているカラー図版も理解を助けてくれブラックホール研究の今を知るには良い本としてお薦めである。
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