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オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門
によって 青島 広志
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オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門の詳細
以下は オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
入門者向けに書かれた本ですが、評論家や愛好家によるものではなく、作曲、指導、指揮を行った人が書いただけあって、やや専門的な記載があります。どちらかというと入門者より、数回オペラをきき、あれこれ考えたことのある方々の方が読んで面白く感じる本でしょう。たとえば、ワーグナーのオペラがかかったとき、オーケストラピットを覗き込んだら、よく詰めたなと思うほど楽器が一杯でみっちみちだったとか。モーツアルトの「魔笛」で、途中で善悪がひっくり返ってとまどうとか。病気の椿姫・ヴィオレッタが、むっちりはち切れそうに健康だとか。そういった、初回の鑑賞者がみんな思う、「あれれ？」をわりときっちり説明してくれるか、一緒に突っ込みを入れてくれるのです。やはり、ちょっとだけオペラを知ってから読んだ方が良い本ですね。また、ワーグナー歌いがなぜあんなに尊敬されるのか、とか、来日公演でなぜしばしば歌手の交替があるのかなど、実際の演者に深くかかわっているからこそわかる話も入っていて、興味が尽きません。
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